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新人育成を効果的に行うポイントとは?具体的な方法もご紹介します

新入社員の早期戦力化を目指す企業にとって、新人の育成プログラムは不可欠です。特にオンライン環境に慣れた新世代は、自発的な意見表明やコミュニケーションに課題を抱えることが多いため、この点を考慮した教育が求められます。
本記事では、近年の新入社員の特徴をふまえた教育方法やメリットについて具体的にご紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.新入社員の近年の特徴や傾向について
  2. 2.新入社員育成の必要性とは?
  3. 3.新入社員育成のメリット
    1. 3.1.メリット①新入社員の離職率低下を実現する
    2. 3.2.メリット②全体の生産性向上が見込める
    3. 3.3.メリット③モチベーションを高めることができる
  4. 4.新入社員育成の際のポイント
    1. 4.1.ポイント①順序立てて教育を行う
    2. 4.2.ポイント②業務の最終到達点やなぜ必要なのかを明確に伝える
    3. 4.3.ポイント③教育は1人で行うのではなく複数人で担当する
    4. 4.4.ポイント④新入社員と同じ気持ちや立場に立って指導する
  5. 5.新入社員の育成計画を立てる手順について
    1. 5.1.手順①新入社員のスキルなど、現時点の能力を把握する
    2. 5.2.手順②目的や到達点をはっきりさせる
    3. 5.3.手順③いつまでに達成するか期間を決める
    4. 5.4.手順④教育内容やプログラムを決める
    5. 5.5.手順⑤振り返りを行う
  6. 6.新入社員教育にぜひeラーニングプラットフォーム「SAKU-SAKU Testing」をご活用ください

新入社員の近年の特徴や傾向について

近年の新入社員は、今までの世代とは異なる特徴や傾向をもっています。特に、20代はデジタルネイティブとして育ち、情報を迅速に収集する力があります。このような新入社員が入社することをあらかじめ想定し、教育体制や育成計画の変更を視野に入れておきましょう。新入社員のコミュニケーションスタイルも変化しており、オンラインでのやり取りに慣れている一方で、対面での会話に不安を覚えることもあります。
また、自己主張が控えめな傾向があり、業務に対するストレスや不安を抱えがちです。このため、教育の際には心理的安全性を第一に確保し、育成環境を整えることが非常に重要です。
このような状況から、新入社員の特性を理解し、的確な指導が求められる時代に突入しているといえるため、柔軟に対応していくことが重要です。

新入社員育成の必要性とは?

新入社員育成は企業にとって不可欠なプロセスであり、長期的にみた企業の成長に直結します。新入社員が職場環境に適応し、業務を迅速に習得できるようにすることで、組織全体の効率性の向上に繋がるでしょう。
最近の若手社員は、経験が少ない中での新しい環境に不安を抱くことがよく見受けられますので、教育や育成が特に重要になっています。十分なサポートを行うことにより、彼らの適応能力や生産性が高まることが期待されます。
また、新入社員がしっかりと育成されることで、他の社員との連携も円滑になり、企業ごとの文化や価値観も浸透しやすくなります。結果として、組織が持続的に発展するための基盤を構築することができます。
このような背景から、新入社員育成が企業にとって重要な役割を果たすことが改めて認識されているのです。

新入社員育成のメリット

ここでは新入社員育成の3つのメリットについてご紹介します。

メリット①新入社員の離職率低下を実現する

新入社員育成が適切に行われると、離職率の低下も実現できます。教育されていない状態で職場に入ると、何を期待されているのかが不透明で不安を感じることが多いです。しかし、明確な指導があると、業務への理解が深まり、安心感が生まれます。新入社員が自信をもって業務を遂行できるようになると、仕事に対する満足度が向上し、将来的に離職を選ぶ可能性が減少します。加えて、円滑なコミュニケーションとサポート体制が整っていれば、新入社員は自分の意見や不安を気軽に相談しやすくなり、より良い労働環境の実現につながります。

メリット②全体の生産性向上が見込める

新入社員育成によって、新入社員が業務に必要なスキルを早期に身に付けることができるため、全体の生産性が向上します。特に、新入社員教育に力を入れることで、業務の引き継ぎや習得がスムーズに進みます。多様な教育手法を取り入れ、実践的なトレーニングやOJTを通じて新入社員が即戦力となる環境を整えることが重要です。スキルの向上は、業務の質を高め、効率的なワークフローを実現するでしょう。
結果的に、企業全体がより高い成果を引き出せるようになり、競争力が一層高まることが期待されます。

メリット③モチベーションを高めることができる

新入社員育成を通じて、モチベーションの向上を図ることが可能です。特に、OJTやメンター制度を活用しながら、個々の成長をサポートする体制を整えることが重要です。小さな成果を積み重ねることで、新入社員は自分の成長を実感しやすくなります。やりがいのある仕事環境が整うと、新入社員は積極的に業務に取り組み、高いモチベーションを維持しやすくなるでしょう。また、適切なサポートや評価体制があれば、自己成長を実感し、働く喜びを感じることもできます。この結果、企業全体のパフォーマンスも向上し、生産性の向上へとつながります。

新入社員育成の際のポイント

新入社員を育成する際に特におさえたい4つのポイントについて解説します。

ポイント①順序立てて教育を行う

新入社員育成においては、教育を順序立てて行うことが大切です。まずは基礎的な知識やスキルを身につけさせ、その後に徐々に応用的な内容へ進むと結びつきやすくなります。指導者は、新入社員の理解度や習得状況をこまめに確認しながら次のステップに進むことを心がけましょう。このように指導を行うことで無理なく、業務に必要な能力を育成できる環境が作れます。
また、進捗状況に応じた柔軟な指導が、新入社員の自信を育む要素ともなり、モチベーションの向上にもつながります。
計画的に進めることは効果的な新入社員教育には欠かせない要素と考えられます。

ポイント②業務の最終到達点やなぜ必要なのかを明確に伝える

新入社員に対して業務の最終到達点やその重要性を説明することは非常に重要です。業務が全体の流れの中でどのように位置づけられ、重要な役割を担っているのかを理解させることによって、新入社員の業務に対する意識が高まります。具体的な目標が示されると、日々の業務がより意味のあるものに感じられ、自身の成長にもつながるでしょう。新入社員に自分の業務が会社の成長に貢献できることを知ってもらえば、積極的に取り組もうとする意欲が生まれます。明確なビジョンをもたせることで、目的意識をもった育成が実現します。

ポイント③教育は1人で行うのではなく複数人で担当する

教育を複数人で担当することには多くのメリットがあります。たった一人の指導者だけでは、視点や指導スタイルが限られてしまい、新入社員にとっては偏った学びになりかねません。さまざまな経験や知識をもつ指導者が関わることで、多様な観点からのサポートが得られるため、新入社員は幅広いスキルや知識を習得しやすくなります。その結果、柔軟な対応力や問題解決能力が育成される傾向にあります。また、複数人が関与することで、新入社員との間のコミュニケーションも活性化し、親しみやすい環境も形成しやすくなります。より効果的な教育体制を構築するためにも、チーム全体で取り組むことが大切です。

ポイント④新入社員と同じ気持ちや立場に立って指導する

新入社員にとって、指導者が自分の気持ちや立場を理解しているかどうかは大きな影響を与えます。育成においては、新入社員の視点で物事を考えることが重要です。過去の自分自身の経験や感情を振り返ることで、新入社員がどんな不安や疑問をもちやすいかを理解するきっかけが得られます。これにより、同じ立場からのアプローチが可能になり、新入社員は指導者に対する信頼感や親近感をもつことができるでしょう。そして、その信頼関係が新入社員の積極性や成果につながるのです。人間関係の構築が育成の効果を高めるためには、感情に寄り添った指導が重要となります。

新入社員の育成計画を立てる手順について

ここでは新入社員の育成計画を立てる際の手順についてみていきましょう。

手順①新入社員のスキルなど、現時点の能力を把握する

新入社員育成を成功させるためには、まず初めに現時点での新入社員の能力を把握することが重要です。彼らがもつスキルや知識、経験をしっかりと評価することで、どのような育成方針が必要かを見極める手助けになります。
評価方法としては、面談や実技テスト、前職の業務内容を詳しく確認することが考えられます。現在のスキルを正確に理解することで、具体的にどこを重点的に育てるべきかが明確になり、効率的な教育プランを構築することができます。能力の把握が不十分だと、本来必要な教育内容が欠けてしまう恐れがあるため、丁寧なアプローチが求められます。総合的な理解を深めるためにも、複数の視点から情報を集めることは欠かせません。

手順②目的や到達点をはっきりさせる

育成計画をたてる際に、目的や到達点を明確にすることが欠かせません。具体的な目標が設定されることで、新入社員は何を目指すべきかを理解しやすくなります。また、各目標がもつ意義を説明することで、業務に対する意欲を高める効果も期待できます。例えば、理解力や実践力、チームワークを育てることが最終的な目的であるなら、それを念頭に置いた教育内容にするべきです。到達点の設定は、単なる数字や評価で示すのではなく、業務の質やチームへの貢献度も視野に入れることで、より具体的で実践的なものになります。この進むべき方向性が見えると、新入社員のモチベーションやパフォーマンスは向上する傾向にあります。

手順③いつまでに達成するか期間を決める

新入社員育成には、達成までの期間を設定することも重要です。目標に対して現実的で明確な期限を設けることで、新入社員はいつまでに何を成し遂げるべきかが把握できます。これにより、計画的な学習や実務の実施が促進され、計画を効率的に進めることが可能となります。細かいスケジュールを立てることで、進捗管理も容易になり、問題が発生した際には早期に対処を行いやすくなります。期間設定は、新入社員の成長速度や能力にも配慮し、一律な期間を設けるのではなく、個々のペースに合わせた柔軟性が求められます。このような工夫が、新入社員のスキル向上において大切な役割を果たします。

手順④教育内容やプログラムを決める

育成計画を具体化するためには、どのような教育内容やプログラムを設定するかを決定することが必須です。目的や到達点が明確になった後、必要なスキルや知識を育てるためのプログラムを設計します。ここでは、座学や実践的な研修、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)などの手法を効果的に組み合わせることで、柔軟な教育環境を整えます。教育内容は時代や業界に応じて見直しが求められるため、最新の情報を反映させることも忘れてはいけません。適切な研修プログラムを準備することで、新入社員が自信をもって業務に取り組めるようになります。

手順⑤振り返りを行う

研修の過程で、定期的に振り返りを行うことが不可欠です。研修や指導が進む中で、新入社員の成長を確認し、どの部分で課題が見つかるかを洗い出すことが重要です。この振り返りの際には、新入社員自身が成長を感じられるポイントや、難しいと感じた部分を話し合う機会を設けると良いでしょう。互いのフィードバックを活用して改善点を設定し、次のステップへ進むための糧にすることができます。また、定期的な振り返りによって、全体の成長も促進されます。成長の機会を逃さないためにも、振り返りは育成体制を強化するために必要不可欠なプロセスです。

新入社員教育にぜひeラーニングプラットフォーム「SAKU-SAKU Testing」をご活用ください

本記事では、新入社員研修を実施する上でのポイントや手順などをご紹介しました。
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