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新入社員の悩みを解消するには?対処法やおさえておきたいポイントを解説

新入社員は、職場へなじめるか、社会人としてやっていけるのかなど多くの不安を抱えながら、社会人としての第一歩を踏み出します。このデリケートな時期には、人事部門や管理職の単なる業務指導ではなく、新入社員の心理的な悩みに寄り添った現場社員による育成と手厚いケアが求められます。安心して業務に取り組めるよう、一人ひとりの悩みにあわせたサポートを行い、彼らの成長を後押しする方法をご紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.新入社員の悩みとは?
    1. 1.1.1位:ビジネスマナーの不安
    2. 1.2.2位:業務内容を理解する難しさ
    3. 1.3.3位:人間関係の構築
  2. 2.新入社員の悩みを放置するデメリット
    1. 2.1.①体調不良になりやすくなる
    2. 2.2.②仕事に消極的になってしまう
    3. 2.3.③退職をしてしまう可能性がある
  3. 3.新入社員の悩みを解決するポイント
    1. 3.1.ポイント①新入社員の特徴を理解する
    2. 3.2.ポイント②相談や質問のできる環境をつくる
    3. 3.3.ポイント③他部署と積極的にコミュニケーションをとる
  4. 4.新入社員のお悩み解決策3選
    1. 4.1.OJTでフォローアップを行う
    2. 4.2.メンター・チューター制度の導入
  5. 5.新入社員研修にeラーニングプラットフォームの「SAKU-SAKU Testing」をご検討ください

新入社員の悩みとは?

新入社員はどのような悩みを抱えているのでしょうか?
ここでは新入社員が抱きやすい悩みをランキング形式で紹介し、あわせて解決法も解説します。

1位:ビジネスマナーの不安

新入社員の多くが最初に直面する課題はビジネスマナーです。挨拶や名刺交換、メールの書き方など、これまで経験してこなかったことが多く、学生生活との乖離に戸惑うことが多々あります。
解決策としては入社前や入社直後の研修でビジネスマナーの基礎を学び、ロールプレイなどであらかじめ実践しておくことが重要です。また指導員から現場で都度指導を受け、実務を通して学んでいくことも大切です。

入社前の研修として「ビジネスファーストステップ」がおすすめです。新入社員・内定者の研修をスマホで簡単に行うことができ、入社前に知っておきたいビジネス―マナーをドリル形式で学べます。新入社員の即戦力を強化しますスマホ教材です。

2位:業務内容を理解する難しさ

続いて、業務内容理解への悩みです。業界や職種によっては特有の用語や専門知識が必要となり、はじめは混乱しやすいです。この悩みを解決するためには、指導係が業務の流れや専門用語をまとめた資料を渡し、業務の背景や目的を丁寧に説明することが効果的です。
業界特有の知識をスライドや動画などでまとめ、eラーニングで学んでもらうのも有効です。またメンターやチューター制度を設け、気軽に質問できる環境を整えることも良いでしょう。

自社独自の知識や業務内容をeラーニングで学ぶ際には、eラーニングプラットフォーム「SAKU-SAKU Testing」がおすすめです。自社で用意したスライドや動画などが搭載でき、配信・管理も簡単です。

3位:人間関係の構築

最後は人間関係構築への悩みです。新しい職場での人間関係構築に苦労する新入社員もいます。自分自身が人見知りであったり、同僚と価値観が異なったりすることが原因の1つです。
メンターやチューターは、こまめに悩みを聞くように心がけたり、懇親会を開催し社内でコミュニケーションを促進するといいでしょう。また部署をまたいで交流の機会を設けることで、組織全体のつながりも作りやすくなります。

新入社員の悩みを放置するデメリット

新入社員の悩みを放置してしまうと、良くないことが多々あります。
ここでは、新入社員の悩みを放置するデメリットを3つ紹介します。

①体調不良になりやすくなる

新入社員は社会人としてスタートラインに立った瞬間から、今までと違う環境下におかれ常にプレッシャーと直面しています。この大きな環境の変化がストレスとなり、仕事の効率低下だけではなく、頭痛、胃痛、不眠など体調不良の原因になることがあります。企業における人材育成は要であり、このような新入社員の心のサインにいち早く気づき、迅速に対応する必要があります。
この問題を放置しておくと、健康を害した社員が長期間休暇を取り、他のメンバーへの負担増加や業務の滞りをまねくことがあります。
解決に導く具体的な取り組みとして、定期的なミーティングでストレスの発散方法を共有したり、メンタルヘルスに関するセミナーを開催し参加してもらうことなどが効果的です。
第一に、新入社員が安心して上司や同僚とコミュニケーションが取れるような、オープンな社内環境を築き上げることも欠かせないでしょう。

②仕事に消極的になってしまう

次に、悩みを抱えたまま業務を行おうとすると、仕事に消極的になるといったデメリットもあります。新入社員が職場での様々な悩みを解消できないと、ポジティブな感覚は薄れ、仕事への消極的な姿勢につながってしまいます。
解決策として、積極的なコミュニケーション、メンター制度の導入、定期的なフィードバックなど、安心して業務に取り組める体制を整えることが求められます。
新たな環境での緊張や不安を乗り越え、業務に対する自信を早期につけるためには、目標設定や業務中の小さな成功体験を積み重ねることが効果的です。また、他の社員との関係構築にも力を入れ、新入社員が社内での居場所を見つけ、仕事に対する意欲をアップできるようにしましょう。

③退職をしてしまう可能性がある

悩みが解決せず、ストレスが新入社員の心を蝕んでいくと最終的に退職してしまう可能性があります。新入社員が過度なストレスにさらされず、早期に職場環境に順応できるよう、悩みの早期発見とそれに伴う適切な対応が求められます。
新入社員が職場になじめずに放置されると、ストレスによって生産性が下がり、退職に至る可能性が高まります。これは採用と育成のコストと時間の損失だけでなく、社内モチベーションの低下やチームワークの崩壊など他の社員にも大きな影響を与えます。
定期的なミーティング、メンターシステムの導入、研修プログラムの充実など様々な解決方法がありますが、最も重要なのは新入社員一人ひとりの声に耳を傾け、問題の本質を理解することです。
適切なフォローアップとサポート体制を構築することは、早期離職のリスクを減らし、長期的な視点でみた時に企業発展につながります。

新入社員の悩みを解決するポイント

新入社員の悩みを解決する3つのポイントを詳しく解説します。

ポイント①新入社員の特徴を理解する

新入社員は今まで学生であり、社会人経験がないということをまずは念頭においておきましょう。
最初のうちは、仕事についての専門知識も乏しく、業務内容の理解や職場環境への適応に苦労します。即戦力が求められる中途採用とは異なるため、企業や指導員は新入社員をこれから育てていくという意識をもち、指導にあたることが大切です。
それを理解した上で、新入社員が何に悩んでいるか、どのようにサポートしたらストレスなく過ごせ、成長に繋がるのかを探していきましょう。

ポイント②相談や質問のできる環境をつくる

新入社員の成長を支援するためには、悩みや疑問をオープンにできる環境の構築が欠かせません。新入社員は、未経験の仕事に直面するたびに不安を感じます。その不安を解消し、スムーズな職場適応を促進するためには、先輩社員に気軽に相談や質問をできる関係性の構築が求められます。人事部門や管理職が主導し、積極的にコミュニケーションラインを確立することで、新入社員が問題や疑問を抱えた時に、すぐに相談できるような体制を整えましょう。
具体的には、新入社員が業務中に疑問や不明点をもった時、すぐに声をかけられるように、教育担当者やメンターを指名し、彼らに気軽に相談できる時間や方法を設けるなどです。さらに、週に1回のフォローアップミーティングや月に1回の面談を定期的に行い、新入社員の成長や悩みをチェックする仕組みを作ることが効果的です。これにより、新入社員は仕事の進め方や職場の文化について解決策を見つけやすくなり、問題を早期に解決するための手がかりを得ることができます。
新入社員が心を開きやすい心理的安全性の高い職場環境を整えることは、新入社員の能力開発だけでなく、組織全体のコミュニケーション活性化にもつながります。

ポイント③他部署と積極的にコミュニケーションをとる

社内で積極的にコミュニケーションをとることで、新入社員の緊張やストレスを和らげることができるでしょう。
人事担当者や管理職は、新入社員が一つの部署にとどまらず、いろいろな部署で様々な役職の人々と交流できるようにしましょう。こうした人脈作りをすることで、新入社員は業務知識や社内ルールを学べるだけでなく、将来業務がしやすくなったり、物事を多角的な視点でとらえることができるようになります。
具体的には、定期的な交流会などのイベントを設けたり、より親しみを感じやすくするために、カジュアルなランチ会や社外でのレクリエーションを検討すると良いでしょう。

新入社員のお悩み解決策3選

ここでは新入社員の悩みを解決する3つの方法をご紹介します。

OJTでフォローアップを行う

企業において重要な人材育成手法であるオン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)では、新入社員の実務スキルや専門知識だけでなく、職場への慣れと自信を培うことが大切です。OJT担当者は定期的に新入社員の業務の進捗を確認し、問題や疑問がある際には都度、明確なフィードバックとアドバイスを与えることが必要です。
新入社員は初期段階で不安や戸惑いを感じやすいため、担当者は適切な指導と積極的なコミュニケーションをとり、必要な知識や技術を習得させ、仕事への自信を感じられるようサポートすることが不可欠です。
さらに、実際に起こった様々な事例を分析させることで、問題解決能力の向上を促します。このように経験を積むことにより、将来難解な課題に直面したとき対応できる能力を育むことができるでしょう。

メンター・チューター制度の導入

新入社員の悩みを解消するため、個々に専任メンターやチューターを割りあてることも近年では増えています。経験豊富な先輩社員が新人の日々の業務や業務上の疑問、職場での人間関係の不安など、さまざまな悩みに対してサポートする制度です。
自部署のみならず、他部署の先輩メンター(ななメンター)をつける方法もあります。同じ部署の先輩に言いにくいことを言えたり、第三者視点でアドバイスをもらえるので、有効な手法です。
これらの制度により、新入社員は問題を抱え込むことなく適時ストレスを解消でき、より快適な環境で仕事に取り組むことができます。
同時に、メンタリング活動をする社員にとっても、若手との関係性構築やコミュニケーションスキル向上の絶好の機会となるでしょう。新入社員との関わりを通じて、メンター自身も新入社員の視点を理解し、教育や職場の雰囲気作りに役立てられます。メンター制度は新入社員の悩み解消だけでなく、組織全体の人材育成にも効果的な方法です。

参考:​​​​​​​メンターとは?その意味と良いメンターの4つの特徴:NLP学び方ガイド

定期的な新入社員研修

定期的な研修を実施することで新入社員の成長度合いを確認できたり、同期同士の気兼ねない交流の機会になります。研修では、ロールプレイングや意見交換などを行い、実践に活かせる内容になるよう心がけましょう。
研修を通じ、新入社員として起こりうるストレスの発散方法などを見つけたり、自己管理能力を強化し、組織内で現在の自分の役割を理解できるようにしましょう。
この研修では、普段交流の少ない社内の他部署のチームメンバーと関係を築くことも大切です。これは、仕事の円滑化や業務効率化にもつながります。
また、同期メンバーとの情報交換や意見共有で同じ悩みを共有することで、仕事上のストレスや新しい環境への適応の不安を軽減し、精神的な余裕をも持って業務に臨めるようになれるでしょう。

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