社内試験のオンライン化と不正対策を徹底解説!
コロナ禍を経て、ビジネスにおけるさまざまなものがオンライン化しました。
その流れで、昇進・昇格試験などの社内試験のオンライン化を検討している企業も多いのではないでしょうか。
台風などの自然災害や予期せぬ感染症などの観点からも社内試験のオンライン化は有用です。
本記事では、社内試験をオンライン化するか悩んでいるご担当者に向けて、アンケート調査を元にしたCBTでの試験実施のポイントとカンニング対策について解説します。
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社内試験のCBT化を希望する担当者は80%超
社内試験を紙媒体で行っている企業の試験担当者に向けた「社内試験の運用に関する実態調査」(n=110)では、81.9%が社内試験のCBT化を取り入れてみたいと回答しています。
この結果から、社内試験を紙媒体からCBT化したいと考えている試験担当者が多いことがうかがえます。
また、CBT化を取り入れてみたい理由としてあげられたのが「コストが削減できる」が60%で第1位になっており、次いで「時間が削減できるから」が54.4%、「問題作成や採点のミスを減らすことができるから」が48.9%となっています。
調査から、CBT化によってコストや時間の削減を実現したいという担当者が多いことがわかりました。紙での試験実施は、紙代や印刷代、テスト問題の保管などにコストがかかりますし、試験の日程調整や場所の確保、採点、記録業務などに時間を費やす必要があります。
CBT化によって、試験運営がシステム化し、コストや時間の削減が可能になります。
イー・コミュニケーションズでは、オンラインテストを正確かつ安全に実施できるCBTシステム「MASTER CBT PLUS」を提供しています。資格・検定試験、社内試験、学内試験など、様々なシーンに応じたCBT試験が実施できます。「MASTER CBT PLUS」はブラウザベースで動作するため、アプリケーションのインストールは不要です。
様々な企業や団体に導入いただいており、コストや時間の削減を実現しています。
オンライン試験導入時の重視ポイントは「システムの操作性が高い」かどうか
資格・検定試験、社内試験のオンラインでの実施を検討している企業の担当者を対象とした「オンライン試験の導入に関する意識調査」(n=110)では、オンライン試験を導入する上で重視したいポイントは、「システムの操作性が高い」が60.9%となっています。
一方で、オンライン試験を導入する上で、懸念している点があると答えた人に対して、具体的な懸念点を聞いたところ、「システム障害やエラーによる試験の中断」が64.6%、「セキュリティとプライバシーの保護」が46.3%、「不正行為への対策」が42.7%となっています。
オンライン社内試験での「カンニング経験あり」は22.5%!
上記の調査では懸念点として「不正行為への対策」があげられていましたが、実際のところ、受験者側のカンニングに対する意識はどうなのでしょうか?
社内試験をオンライン受験したことのある会社員を対象にした「オンライン社内試験のカンニングに対する意識調査」(n=400)では、22.5%の人が「実際にカンニングをしたことがある」と回答しています。また、「したことはないが、しようと思ったことはある」が24.3%でした。
つまり、カンニング経験があるかカンニングをしようと思ったことがある人が半数近くいるという結果でした。
そのため、カンニングなどの不正対策は、オンライン試験を行う上での重要な要素となっています。
実施しようと思ったカンニング方法は「インターネット検索」が39.2%
では、実際には社内試験においてどのようなカンニング方法が考えられるのでしょうか?
前述のカンニングに関する調査で、「カンニングしたことはないが、しようと思ったことはある」と回答した人に、「どのような方法でカンニングをしようと思いましたか」と質問したところ、最も多かった回答が「インターネットで検索をする」39.2%、次いで「カンニングペ―パーを見る」が36.1%、「スマートフォンを使う」が35.1%でした。
上記のアンケートで浮き彫りになった、実施しようと思ったカンニング方法に関して、その防止法を解説していきます。
インターネット検索によるカンニングの防止法
インターネット検索でのカンニングは、試験で使用するデバイスで試験のシステムと同時にWebブラウザを立ち上げてインターネット検索するケースが考えられます。
そのため、インターネット検索によるカンニングの防止には、操作制御アプリケーションの使用がおすすめです。
操作制御アプリケーションの使用により、受験中のPCの操作を制御し、インターネット検索をできなくすることが可能です。
操作制御アプリケーションを使用すれば、他ファイルの閲覧の制御や遠隔操作の検知、画面共有ソフトを使用した受験画面の共有の制御、複数ディスプレイの接続の検知、画面キャプチャの制御などが可能です。
イー・コミュニケーションズでは、操作制御アプリケーション「ULTRA GUARDIAN」を提供しています。「ULTRA GUARDIAN」はあらゆる不正行為を防止できるWindowsアプリケーションです。受験画面上で最前面にフルスクリーン表示することで、他のウィンドウやアプリケーションの起動を抑止することができます。
カンニングペーパーやスマートフォンでのカンニングの防止法
カンニングペーパーを見たり、スマートフォンを使う不正行為では、不審な挙動をとることが考えられます。
そのため、カンニングペーパーやスマートフォンでのカンニングの防止には、リモート監視システムの使用がおすすめです。
Webカメラを使用したリモート監視システムを使うことにより、不正を抑止・防止することが可能です。
リモート監視システムでは受験中の様子をWebカメラで録画します。録画した映像をAIが解析し、不正と思われる挙動を検知します。
受験中は録画の様子が画面上に映されているため、それだけでも不正行為の抑止力になります。
イー・コミュニケーションズでは、リモート監視システム「Remote Testing」を提供しています。「Remote Testing」はWebカメラを使用したAI監視システムです。
自宅での試験実施を検討の際は、「Remote Testing」を使用することにより、1つの会場に集めて実施するCBT試験と同等の受験環境が実現できます。
「Remote Testing」はインターネットブラウザで利用できるため、特別なアプリケーションのインストールは不要です。
オンラインテストシステムの「MASTER CBT PLUS」と標準連携しているため、オンラインによるリモート型CBTがすぐに始められます。
まとめ
企業においては社内試験をオンライン化したいという意向が高いことがわかる反面、実際のオンライン社内試験でカンニングをしたことがある人が一定数いることがわかりました。
コストや時間の削減を考えると、社内試験をオンライン化をするメリットは大きいですが、同時に不正対策も欠かせません。
イー・コミュニケーションズでは、不正対策を万全に備えた社内試験のオンライン化のお手伝いをしております。
社内試験のオンライン化を検討の際は、ぜひ、イー・コミュニケーションズにお問い合わせください。
また、各調査資料はダウンロードすることができますので、気になる調査結果がありましたら、ぜひダウンロードして参考にしてください。