eラーニングの不正受講対策は?流しっぱなし・複数人受講・離席などを抑止したい
新入社員研修や管理職向け研修、業務に必要な専門的な知識を習得するための教育にeラーニングを活用している企業が増えています。
一方で、きちんと受講しているのか、学んだ知識が定着しているのか、「ひょっとしてeラーニングって意味ないんじゃないか」といった悩みをおもちの教育ご担当者もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、効果的なeラーニング教育が実施できるように、どのような不正が考えられるのか、また不正を防止するにはどうしたらいいのか、具体的な不正受講対策についてご紹介します。
目次[非表示]
- 1.担当者が感じるeラーニングの不正受講の心配事
- 1.1.席を外して動画を流しっぱなしにしないか
- 1.2.他の人に受講させないか
- 1.3.動画を早送りしないか
- 1.4.複数人で解答を見せ合わないか
- 2.eラーニングの不正対策はどうしたらいいの?
- 3.eラーニングの不正受講対策ができる「サクテスAIMONITOR」
- 3.1.「サクテスAIMONITOR」とは
- 3.2.「サクテスAIMONITOR」を導入するメリット
- 3.2.1.1.不正受講の抑止
- 3.2.2.2.eラーニングプラットフォームと標準連携
- 3.2.3.3.ブラウザでの実施
- 3.3.おすすめの「サクテスAIMONITOR」活用場面
- 4.まとめ
担当者が感じるeラーニングの不正受講の心配事
eラーニングを導入してみたものの、便利で手軽な分、きちんと受講しているのか、知識が定着しているのかといった悩みをおもちのご担当者もいると思います。
ここでは、eラーニング研修を導入している企業の人事・総務担当者を対象にした「eラーニングの不正受講に関する意識調査」(n=123)をもとに、担当者が感じている不正受講の心配事について解説します。
同調査では、「お勤め先のeラーニング運用にあたり、不正受講の心配を感じたことがありますか。」(n=123)の質問に対し、「とてもある」が22.8%、「ややある」が32.5%という回答となりました。
「とてもある」「ややある」と回答した方に、「想定される不正受講について、具体的に教えてください。(複数回答)」(n=68)と質問したところ、下記の図のようになりました。
不正受講の心配事の上位の内容を具体的に見ていきます。
席を外して動画を流しっぱなしにしないか
想定される不正受講として一番多かったのが「席を外して動画を流しっぱなしにする」で、69.1%でした。
eラーニングのプラットフォームの設定で、管理者側であらかじめ動画を見ないと次に進めないようにすることができます。しかし、その設定をしているからといって、必ずしも動画を視聴しているとは限りません。流しっぱなしにして席を外すなどは十分に考えられます。
他の人に受講させないか
次に多かったのが「他人に受講を代行させる」で、52.9%でした。
対価を払って自分の代わりに他の人に受講してもらうなど、特にテストがあるような研修で、点数が研修修了の要件となっている場合では、テストが解ける人にお願いするなどが考えられます。
動画を早送りしないか
その次に多かったのが「動画の早送りをする」で、48.5%でした。
YouTubeのような無料で活用できる動画プラットフォームや管理者側で制限ができないeラーニングプラットフォームの場合、受講者側で倍速や早送りなどが自由にできてしまうことが多く、動画の早送りが懸念されています。
複数人で解答を見せ合わないか
次に多かったのが「複数人で解答を見せ合う」で、42.6%でした。
受講者数人が同じ場所に集まり、テストなどの答えを見せ合うなどが想定されます。また、同じ場所に集まらなくても、答えを写真やスクリーンキャプチャをとって共有し合うなども考えられます。
eラーニングの不正対策はどうしたらいいの?
ここまでの内容で、担当者が心配に感じている不正の種類が明らかになりました。
それでは、どのような不正対策をしていけばいいのでしょうか。ここでは、前述の調査を元に、不正対策をしている企業はどれくらいなのか、どのような不正対策を行っているのかについて解説します。
不正対策をしている企業は40.7%
前述の調査において「お勤め先において、eラーニングの不正受講を防ぐために現在実施している対策はありますか。」(n=123)という質問に対し、「対策を実施している」との回答が40.7%、「対策を実施していない」との回答が38.2%でした。
行っている不正対策は「読み飛ばし防止機能付きのシステムを導入」など
上記の質問で「対策を実施している」と回答した方に、「eラーニングの不正受講を防ぐために、現在実施している対策について具体的に教えてください。(複数回答)」(n=50)と質問したところ、「読み飛ばし防止機能付きのシステムを導入」が66.0%、「受講内容の理解度を確認するテストの実施」が64.0%、「受講ログの定期的なチェック」が62.0%という回答結果になりました。
読み飛ばし防止機能付きシステムというのは、eラーニングのプラットフォームの機能で、管理者側で倍速や早送り禁止の設定ができるものです。また、動画を見てからでないと次の動画に進めないなどの設定もできます。
理解度を確認するテストの実施は、動画そのものを見るように調整するのではなく、確認テストの点数によって、きちんと理解していることを証明するものです。
受講ログは、管理者画面から受講者の進捗を管理するもので、受講者の受講状況が一目でわかります。
不正対策の必要性を感じている企業は7割弱
同調査において「あなたは、自社においても、eラーニングの不正受講対策を強化する必要があると感じていますか。」(n=123)と質問したところ、「とてもそう感じる」が27.5%、「ややそう感じる」が42.3%という回答になっており、7割弱の方が「不正受講対策を強化する必要がある」と実感しています。
eラーニングの不正受講対策ができる「サクテスAIMONITOR」
eラーニングの不正受講対策を強化したいという企業のご担当者におすすめなのが、イー・コミュニケーションズの「サクテスAIMONITOR」です。
「サクテスAIMONITOR」とは
「サクテスAIMONITOR」は、eラーニング受講前に本人認証、登録を行い、受講中、Webカメラやスマホのカメラでリモート監視をし続けることで、不正受講を検知するAI × クラウドサービスです。
スマートフォンによる本人認証(eKYC)が行えます。スマートフォンのカメラで顔写真・身分証明証を撮影し、撮影された画像を照合します。照合NGの場合は、eラーニングコンテンツの受講ができません。身分証明証として使用できるのは、運転免許証・マイナンバーカード・在留カードです。
eラーニング受講中に、離席や複数人による受講を検知した場合、受験者への通知や、受講コンテンツの停止など、制御を行います。また、検知したデータを管理者サイトから確認することができます。
「サクテスAIMONITOR」を導入するメリット
導入するメリット3つをご紹介します。
1.不正受講の抑止
受講中の受講者をWebカメラで監視するため、不正を抑止・防止することができます。資格取得のための集合研修や、対面講義のオンライン化を促進することができます。
2.eラーニングプラットフォームと標準連携
イー・コミュニケーションズのeラーニングプラットフォーム「SAKU-SAKU Testing」と標準連携をしているため、導入後すぐにeラーニングを開始することができます。
3.ブラウザでの実施
受講者、管理者ともにアプリケーションのインストールが不要です。
インターネットブラウザと受講端末があればご利用いただけます。
おすすめの「サクテスAIMONITOR」活用場面
「サクテスAIMONITOR」は、資格取得のための研修や更新研修などで活用いただけます。
厳格さが求められ、オンライン化が難しいとされていた研修などに導入いただけます。
また、社内での昇格・昇進試験などにおいても活用いただけるサービスです。
まとめ
本記事では、教育担当者が感じるeラーニングの不正受講の心配事とそれを打開するサービスについて解説しました。
イー・コミュニケーションズでは、社内研修や試験などのDX化のお手伝いをしています。
ご興味がおありのご担当者様は、お気軽にお問い合わせください。