MASTER CBT PLUS導入事例

獣医学共用試験のCBTシステムとして安定した運用を実現

特定非営利活動法人獣医系大学間獣医学教育支援機構(NPO法人獣医学教育支援機構)は、獣医学教育における参加型臨床実習開始前の学生の能力を全国的に同一基準で評価する獣医学共用試験の実施母体として設置され、獣医学共用試験に関する事業を行うとともに、獣医系大学における教育の充実とその評価に関する事業・啓発・普及活動を行っています。
ここでは、獣医学共用試験のCBTシステムとしてイー・コミュニケーションズの「MASTER CBT PLUS」を導入いただいた経緯や今後の展望などを、北海道大学の坪田敏男氏、石塚真由美氏、菊地園江氏に伺いました。

導入の目的

獣医学共用試験を実施するCBTシステムとして利用。

導入前の課題

大学のPC環境が一律ではない中でのスムーズな実施。

導入の成果

トラブルのない安定的なシステム運用。

獣医学共用試験でのCBTシステムとして検討

――MASTER CBT PLUSを導入した経緯を教えてください。

石塚氏 学部教育において参加型臨床実習に参加するための資格の認定、いわゆる共用試験にCBT(Computer Based Testing)を導入することになりました。先行して医学系大学と薬学系大学に導入されて、獣医系大学もそれに続く流れになりました。

獣医学共用試験では、一からシステムを開発する方針で進んでいましたが、トライアルで試してみると、システムトラブルが多く、方針を見直すことになりました。

そこで、一からシステム開発をするのではなく、トラブルなく運用している既存のCBTシステムの使用を検討するようになり、システムを探しました。

――他のサービスと比較検討はされましたか。

石塚氏 3~4社位の企業にお声がけし、システムの説明や見積もりなどヒアリングをさせていただきました。
その中で、御社にもプレゼンしていただき、比較検討した結果、御社のCBTシステムを導入するに至りました。

システムの安定性と価格、営業担当の迅速な対応が決め手に

――MASTER CBT PLUS導入の決め手は何でしょうか。

石塚氏 決め手としては、医学共用試験の予備校模試、薬学共用試験の大学での模試の実施などの実績があったこと、医学系学会の試験やその他様々な企業の検定に使用されていた等のこれまでの実績が大きかったです。
他にも、トライアルを実施した際に感じたシステムの安定性や納得のいく価格であったこと、営業担当者の迅速な対応なども決め手になりました。
菊地氏 タイトなスケジュールであったにもかかわらず、快くしかも迅速な対応をしていただけた事は大変ありがたかったです。

――MASTER CBT PLUS導入の際にご不安要素はございましたか。

石塚氏 WindowsやMac、iPadなど、各大学のPC環境が一律ではなく、そもそも試験が実施できるかどうかという不安がありました。

菊地氏 大学側からはPC環境に関していろいろとご意見をいただいた中で、御社で利用環境チェックシートを作成いただき、大学の事情に合わせた対応の端末とバージョンを決めていただいたり、本格稼働前のトライアルの際は、17大学に立ち合っていただき、一通りの環境をチェックしていただきました。
不安要素を御社がひとつひとつ丁寧にクリアにしていってくださり、安定運用のための的確な助言をいただけたので、不安点・懸念点は解消できました。

トラブルのないシステムと総合的な支援で円滑な共用試験を実現

――実際にMASTER CBT PLUSを導入いただき、良かった点を教えてください。

石塚氏 特に良かった点は、トラブルが起きていないところです。
また、システム導入もそうですが、問題作成や運用など、総合的に支援していただけた点も良かったです。
MASTER CBT PLUSはすでに完成しているシステムではありますが、細かい要望に対応してシステムを改善するなど迅速に対応いただいて、とてもありがたかったです。
iPadを導入している大学が多かったので、iPadにも対応できたのが良かったです。

蓄積データを元に問題作成の効率化を

――今後、MASTER CBT PLUSをどのように活用していきたいですか。

坪田氏 今年で8回目の試験が終わり、問題データ・統計データが集まってきましたので、それらのデータを検証して活用していきたいと考えています。

重複問題や類似問題を削除していく作業にMASTER CBT PLUSを活用するなど、システムを活用して問題作成をより効率化していきたいです。

――MASTER CBT PLUSはどのような企業や団体におすすめできるでしょうか。

石塚氏 大学の定期試験や小テストなどでも活用できるのではないかと思います。即時に点数がわかるので、学生にすぐフィードバックできる点や、統計処理もすぐに行えるので、大学におけるCBT活用のメリットは多いと感じます。
また、大学のPC教室を使用してCBTで試験を行えば、教員による監督でカンニングも抑止できると思います。

――今後、イー・コミュニケーションズやMASTER CBT PLUSに期待することを教えてください

石塚氏 御社には裏方のサポートもしていただいており、トラブルなく運用できていて、非常に満足しています。

坪田氏 大きな問題もなく、本試験・追試・再試もスムーズにできており、満足しています。問題の作成から出題までの一連の作業やこれまでのvetCBTの分析・評価を御社のシステムを活用してできればいいかなと思います。

菊地氏 御社ではLMS(Learning Management System:学習管理システム)も扱っていると思います。大学での導入などについても是非ご提案をお願いします。

――本日はありがとうございました。

【プロフィール】

特定非営利活動法人獣医系大学間獣医学教育支援機構

獣医学教育における参加型臨床実習開始前の学生の能力を全国的に同一基準で評価する獣医学共用試験に関する事業を行うとともに、獣医系大学における教育の充実とその評価に関する事業・啓発・普及活動を行っている。

HP:https://www.veteso.or.jp/

 

 

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