当社のMR(*2)は、協和キリングループ プロモーション方針に則り、医療関係者とのコミュニケーションにより、患者さんに利益をもたらし、医療を高めることを目的として行動しております。そのためには常に製品の最新情報はもちろん、科学的・医学的な情報を有していることが求められています。
そこで2008年よりMRの知識レベル把握を目的に、一斉テストを実施することにしました。このテストは紙を使った形式だったため、テスト問題は6ヵ月前までに確定させる必要があり、最新のガイドラインや論文の内容などが反映できないという課題も抱えていました。また領域別のテストを紙で何種類も用意することは、作業負荷が高いと感じていました。
*1) CBT
「CBT(シービーティー)」はComputer Based Testingの略称であり、コンピュータ(主にPC)を利用して試験を実施することの総称です。これに対し、紙へ記入してもらうことで試験を実施することを「紙試験」と呼ばれることがあります。
より詳しい解説はこちらを参考にしてください。
↓
CBT試験とは?ほかの試験との違いやメリット、導入方法を徹底解説
*2) MR
主に製薬企業の営業部門に所属し、企業を代表して医療関係者に面談のうえ、医薬品の品質・有効性・安全性などに関する情報の提供・収集・伝達を主な業務として行い、これらの活動を通して医療に貢献する役割を担っています。
*3) 項目特性分析
受験者の正答率を用いて、当該項目がどのような性質、特性を有していたのかを分析します。
*4) IRT(項目反応理論)
項目反応理論は、TOEFLを始めとして、多くのテストで採用されている理論です。
項目反応理論では、異なる問題を使用したテストであっても、異なる受験者による受験であっても、受験者の能力を共通の尺度で測ることができます。
より詳しい解説はこちらを参考にしてください。
↓
項目反応理論(IRT)とは?問題作成者が知っておきたいテスト品質評価手法
目的 | MR教育、MR知識のアセスメント |
---|---|
内容 | 紙テストからCBTへの乗り換え。1500名のMR向け一斉知識テスト、テストコンサルによる作問ガイドライン作成、テスト結果分析 |
協和キリン株式会社
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-9-2
https://www.kyowa-kirin.co.jp