【離職率低下】エンゲージメント研修の実践方法やプログラム例を紹介!
近年、離職率の低下や組織力の向上の観点から、エンゲージメント研修が注目されています。自社でもエンゲージメント研修を取り入れたいとお考えの企業様も増えてきているのではないでしょうか。
本記事では、エンゲージメント研修のメリット、企業で実施する場合の導入手順についてご紹介します。
目次[非表示]
- 1.エンゲージメント研修とは?
- 2.エンゲージメント研修の効果・メリット
- 2.1.社員の離職率低下
- 2.2.業務効率と生産性の向上
- 2.3.組織力の向上
- 3.エンゲージメント研修の種類
- 3.1.組織のビジョンを共有する研修
- 3.2.社員のビジョンを明確にする研修
- 3.3.社内の人間関係を改善する研修
- 3.4.主体性を向上させる研修
- 4.【4STEP】効果的なエンゲージメント研修を実施する手順
- 4.1.STEP1:組織・個人の課題を明確にして目的・目標を設定する
- 4.2.STEP2:研修のプログラム内容を決める
- 4.3.STEP3:実施方法を決める
- 4.4.STEP4:効果測定する
- 5.まとめ
エンゲージメント研修とは?
企業における「エンゲージメント」には、「ワークエンゲージメント」と「従業員エンゲージメント」のふたつがあります。
ワークエンゲージメントは仕事に対しての熱意や活力などを意味し、従業員エンゲージメントは社員が自社に抱く貢献意識を指します。
エンゲージメント研修はそれらを高め、社員満足度の向上や組織力の強化につなげる狙いがあります。
エンゲージメント研修の効果・メリット
次に、企業でエンゲージメント研修を実施する効果やメリットをご紹介します。自社の現状をふまえて、ぜひ実施を検討してみてください。
社員の離職率低下
エンゲージメント研修は、「この会社で長く働きたい」という愛社精神を育みます。離職率が高い企業は、自社の従業員エンゲージメントを振り返ってみてください。
業務効率と生産性の向上
エンゲージメント研修によって社員のモチベーションが高まれば、より主体的に仕事に取り組むようになります。「より業務を効率化するにはどうすれば良いか」「原価を下げつつ品質を高めるにはどうすれば良いか」を具体的に考えるようになり、生産性の向上につながります。
それに伴って社内のコミュニケーションが活発化すれば、タスクの分担や情報共有がスムーズに行われ、業務効率もアップするでしょう。
業務効率化や生産性の向上によって、納期よりも早めにプロジェクトを完了できたり、顧客対応を迅速に行えたりすれば、顧客満足度も向上します。長期的な顧客との信頼関係を維持でき、自社の安定した収益につながります。
組織力の向上
競争の激しいビジネス環境において、競合他社に対抗するためには組織力が欠かせません。優秀な人材が多く集まっていても、それぞれの方向性や考え方がバラバラであれば、会社のビジョンの実現は難しいでしょう。
また社員が「この仕事は何のために行うのか」「何をゴールにしているのか」など、事業内容や全体像を理解していなければ、働く意義が見出せず、離職につながることもあります。
エンゲージメント研修によって社員一人ひとりに企業方針やビジョンが浸透すれば、組織一丸となって同じ方向を向いて進めます。インナーブランディングが進むことで、企業の魅力が高まり、応募者の増加など採用領域でのメリットも期待できるでしょう。
エンゲージメント研修の種類
企業におけるエンゲージメント研修は目的やニーズに応じて、主に4種類に分けられます。
組織のビジョンを共有する研修
自社が事業を通して何を成し遂げたいのか、実現したいのかを伝えるための研修です。
どういった経緯でビジョンを設定したのか、その意図まで明確に伝えると共感を得やすくなります。
社員のビジョンを明確にする研修
社員一人ひとりのビジョンを明確にするための研修です。企業と社員が掲げるビジョンとの方向性を擦り合わせ、明確なキャリアビジョンや目標を定めます。
社内の人間関係を改善する研修
組織内のコミュニケーションを活発化させ、メンバー間の信頼関係を築く研修です。
基本的なコミュニケーション研修でもメインのトピックはさまざまですので、この研修を実施する際は、社内の人間関係における課題を明確にすることが重要です。
具体的には、次のようなトピックが挙げられます。
・メンバー間の相互理解を深める |
主体性を向上させる研修
競合他社との差別化や、新たなビジネスチャンスを生み出すための研修です。ケーススタディやワークなどを行い、自分で考えて判断するスキルを養います。
【4STEP】効果的なエンゲージメント研修を実施する手順
ここでは、エンゲージメント研修を初めて行う企業様へ向けて、効果的な研修を実施する手順をご紹介します。
STEP1:組織・個人の課題を明確にして目的・目標を設定する
まずはエンゲージメント研修を実施する目的・目標を具体的に設定しましょう。組織や個人のエンゲージメントにおける課題を浮き彫りにし、研修の方向性を決定します。正確な効果測定を行う際にも役立つ要素です。
課題を明確にする方法としては、社内アンケートがおすすめです。例えば、「5年後にどう活躍していたいですか」「現在の給与水準に満足していますか」などの質問を投げかけて、社員がキャリア・人間関係・給与といった項目のどこに不満・不安があるかを見つけます。
社内アンケートを行う際は、社員の本音を引き出すために匿名回答で実施しましょう。その後、明らかになった課題をふまえ、研修の目的と目標を設定していきます。
STEP2:研修のプログラム内容を決める
目標や目的を設定したら、具体的なプログラム内容を決めていきます。コミュニケーションを活性化する研修なのか、企業理念を共有する研修なのか、スキルアップを図る研修なのかなどの大枠を決めましょう。
大事なのは、一度の研修に学習内容を詰め込みすぎないことです。研修内容を複数のセッションに分けることで、知識を吸収しやすく、受講者の負担も軽減できます。
STEP3:実施方法を決める
プログラムが決まったら、実施方法を決定します。研修の方法には、以下が挙げられます。
・対面研修(社内・社外)
・オンライン研修(社内・社外)
・eラーニング
対面研修やオンライン研修を行う場合は、他社に依頼するのか、自社で行うのかを決めます。ただし、エンゲージメント研修は「自社の課題に沿った学習プログラムを組む」ことが何よりも重要ですので、できるだけ社内で行うことをおすすめします。
自社に講師ができる人材がいない場合には、エンゲージメント研修に関する既存コンテンツが搭載されている、もしくは自社コンテンツを搭載できるeラーニングシステムの導入を検討しましょう。eラーニングは多彩なコンテンツを「いつでも」「どこでも」受けられるのが特徴で、社員の負担を抑えることが可能です。まとまった時間を確保することが難しい管理職も受けられますし、システム内で効果測定が可能ですので、管理者の負担も軽減できます。
eラーニングについては、以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はご覧ください。
「eラーニングとは?活用例やメリット・デメリットをわかりやすく解説」
STEP4:効果測定する
研修の実施後は、アンケートやテストなどで効果測定を行いましょう。
受講者の理解度が低い場合は、自社の課題が明確化できていない、講師のスキルが不足している、一度の研修に内容を詰め込みすぎているなどの可能性があります。効果測定の結果を踏まえて、次回以降の研修に活かすと良いでしょう。
まとめ
エンゲージメント研修には、離職率の低下や生産性の向上など、多くのメリットがあります。
自社でエンゲージメント研修を実施する際は、イー・コミュニケーションズの「SAKU-SAKU Testing」をご検討ください。SAKU-SAKU Testingは豊富な学習機能を備えたeラーニングプラットフォームです。
自社で作成したスライドや動画を組み込んだオリジナルの学習プログラムを作成することができます。そのほか、多彩なコンテンツを利用できますので、エンゲージメント研修以外の社員教育にもお役立ていただけます。
テスト結果が分析できる機能や理解度テスト、アンケート機能も搭載しておりますので、効果測定も効率化できます。
30日間の無料トライアルもありますので、ご興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。
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