新入社員研修にはeラーニングがオススメ!効果的な進め方と成功の秘訣
近年、多くの企業がペーパーレス化やリモートワークを推進する中、新入社員研修の方法も大きく変わりつつあります。従来の対面式の研修に代わり、eラーニングを活用した研修が主流となっています。
時間や場所に縛られず、自分のペースで学ぶことができるため、新入社員研修にeラーニングを導入することは、効率的かつ効果的な方法です。
この記事では、企業の人事担当者や研修担当者に向けて、eラーニングを活用した新入社員研修の効果的な進め方と成功の秘訣について詳しく解説します。
目次[非表示]
- 1.新入社員研修の重要性
- 1.1.今までの新入社員研修の方法
- 1.2.新人研修の進め方
- 2.新人研修にeラーニングを活用するメリット
- 2.1.時間と場所にとらわれない
- 2.2.一貫性のある教育コンテンツを受けられる
- 2.3.反復学習ができるので知識をしっかりと定着させられる
- 2.4.コスト効率が高い
- 2.5.学習状況の管理が可能
- 2.6.新人研修にeラーニングを活用する際の注意点
- 2.7.目的と目標を明確にする
- 2.8.コミュニケーションの確保が大切
- 2.9.サポート体制を充実しているシステムを利用する
- 3.新入社員研修の成功のポイント
- 3.1.実践的な内容
- 3.2.人事担当者や上司の関与
- 3.3.進捗管理とフィードバックの循環がしやすいものを選ぶ
- 3.4.継続的な学習
- 4.まとめ
新入社員研修の重要性
新入社員研修は、企業の成長を支える基盤となる非常に重要な研修で、様々なメリットがあります。
新入社員研修を行うことで、組織への早期適応、基礎知識やビジネスマナー、業務に必要な基本スキルを習得することができます。
また、新入社員研修は新入社員のモチベーションを高め、自信をもって業務に取り組むための基盤を築きます。さらに、新入社員研修は社員同士がコミュニケーションを取れる場でもあり、これにより社員同士の連携を強化させ、結果として離職率の低減にも繋がり、企業全体の生産性向上につながります。
今までの新入社員研修の方法
新入社員研修では、多くの場合、集合研修が一般的でした。これには座学や実地研修、グループワークなどが含まれます。
しかし、このような対面の研修方法には、課題もあります。
まず、時間と場所の制約が大きな問題となります。研修を行うタイミングや場所が固定されるため、柔軟性に欠け、新入社員全員が一斉に学習することが求められました。
また、習熟度や理解度の違いに個別対応できず、一律の進行速度に依存することで非効率性が生じやすいです。さらに、講師や会場の手配など、物理的な集合研修には多額の費用がかかります。
こうした背景から、eラーニングが新入社員研修において注目されるようになりました。eラーニングの導入により、場所と時間の制約が解消され、個々の習熟度やペースに対応した学習が可能となります。さらに、コスト面でも効率的であり、企業にとって非常に有効な手段です。
eラーニングだけでなく、対面研修と組み合わせることで、より効果的な研修が可能です。eラーニングで基礎知識を習得させ、対面研修で実地研修やグループワークを行うことで、理解度を深めることができます。このようなハイブリッドな研修方法が、現在の新入社員研修の主流として確立されつつあります。
新人研修の進め方
新入社員研修の重要性をお伝えしましたが、どのように進めるのが効果的なのかをご紹介します。
新人研修の進め方は、現状のスキルを把握、具体的な目標設定、カリキュラム設計、実施、フォローアップの5つのステップに分かれます。
①現状のスキルを把握
新入社員の現状のスキルを把握することは、新入社員一人ひとりにあった研修を行うために重要なフローです。
スキルを把握するためには、テストやアンケートを行うのが効果的です。また、面談を行うのも良いでしょう。より詳細な情報を収集することができます。
②目標設定
目標達成は企業目標やビジョンに沿った研修目標を設定するのと、各新入社員の得られた情報をもとに、個別で目標を設定します。
目標達成に向け、社員に身に着けてもらいたいスキルや、強みを伸ばしたり、弱みを克服するといった目標を立てましょう。
③カリキュラム設計
カリキュラムを設計する際は、社内文化や業務上社内で共通して必要なスキルなどを学ぶカリキュラム、目標達成するために必要なスキルを習得できるカリキュラムを選択する必要があります。
④実践
初日は企業概要や組織構造、基本ルールを説明するオリエンテーションを実施。
その後、集合研修やオンライン研修を行い、最後に実際の職場での実務を通じてスキルを習得するOJTを行うことが多いです。メンターや先輩社員が指導役となり、新入社員をサポートします。
近年の研修方法では、知識の習得や個人でできる研修はeラーニングを利用した研修も主流になってきています。
⑤フォローアップ
フォローアップとして、研修終了後にも定期的なフィードバックを行い、研修の効果を持続させるためのサポートを続けます。
必要に応じて特定のスキルや知識の強化を図るための追加研修を実施し、研修終了後にはアンケートや面談を通じて新入社員の意見や感想を収集します。その結果をもとに、研修内容や方法を改善し、次回の研修に反映させます。
このようなステップを踏んで、研修を進めていきます。
新人研修にeラーニングを活用するメリット
新人研修にeラーニングを活用するメリットを紹介していきます。
時間と場所にとらわれない
eラーニングの最大の魅力の一つは、時間と場所にとらわれずに学べることです。
企業の人事担当者や研修担当者にとって、新入社員の研修スケジュールを統一するのは難しいです。しかし、オンラインでアクセス可能なeラーニング教材を活用することで、新入社員は自分のペースで、都合の良い時間に学習を進められます。
さらに、通勤や出張などの物理的な制約からも解放され、自宅やカフェなど、好きな場所で学習を進められるのも大きなメリットです。
これにより、学習の効率が向上し、企業全体としても効果的な人材育成が実現します。
一貫性のある教育コンテンツを受けられる
従来の新入社員研修では、講師の経験やスキルに依存するため、講師によって指導内容にばらつきが生じます。
これに対して、eラーニングを活用することで一貫性のある教育コンテンツを使用することが可能です。
eラーニングは、特に大規模な企業において研修の均質化を図る上で非常に効果的です。また、教育コンテンツは容易に更新できるため、最新の情報や企業方針を迅速に反映することができます。
反復学習ができるので知識をしっかりと定着させられる
eラーニングのコンテンツは、何度でも繰り返し学習ができるため、新入社員が理解できるまで何度でも復習できます。この繰り返し学習は、対面式の研修では難しい点です。
新入社員研修で、知識を確実に定着させたい企業の人事担当者や研修担当者にとって、繰り返し受講できるeラーニングは非常に有効です。
さらに、反復学習により知識が深まることで、実務への応用力も向上します。
コスト効率が高い
対面研修では会場費や講師費用、交通費など多くのコストが発生しますが、eラーニングを活用することでこれらのコストを削減できます。
eラーニングでは既に作成されたコンテンツを繰り返し使用できるため、新たに新人社員が入った時も研修費用を抑えることができます。
さらに、eラーニングならインターネットにアクセスできる環境さえあれば、どこからでも研修を受けることができるので、交通費を削減できます。
学習状況の管理が可能
eラーニングの大きなメリットの一つは、学習状況の管理が容易である点です。
特に企業の人事担当者や研修担当者にとって、新入社員の研修状況をリアルタイムで把握できることで、新入社員がどこまで学習を進めているのか、どの部分でつまずいているのかといった詳細なデータを瞬時に確認することが可能です。
その結果、各社員の学習進度に応じた適切なサポートやフィードバックを提供することができ、新入社員の成長を効果的に支援できます。
その他にもeラーニング研修のメリット、デメリット、導入までのしくみについて詳細を知りたい方はこちらの記事もオススメです。
↓
eラーニング研修のメリット・デメリット!導入事例もご紹介
新人研修にeラーニングを活用する際の注意点
新入社員研修でeラーニングを活用するには、様々なメリットがありますが、メリットを最大限に活かすためにはいくつかの注意点があります。
ここでは新入社員研修にeラーニングを活用する際の注意点をご紹介します。
企業におけるeラーニング活用に関する調査で、人事担当者と受講者の意識の違いが明らかになっています。新入社員研修にeラーニングを活用する際のご参考に、下記資料をご活用ください。無料でダウンロードが可能です。 |
目的と目標を明確にする
eラーニングを効果的に活用するためには、新入社員研修の目的と目標を明確にすることが不可欠です。
また、具体的な目標設定は学習の効果測定にも役立ち、研修の進捗状況や成果をより正確に評価できます。
コミュニケーションの確保が大切
eラーニングは、時間にとらわれず、隙間時間に学ぶことができる一方で、コミュニケーション不足を招くリスクがあります。
企業の人事担当者および研修担当者は、同期や上司との交流を促進するために工夫する必要があります。オンラインディスカッションや定期的なフィードバックセッションを設けることで、コミュニケーションの機会を作ることが大切です。
コミュニケーションを確保することは、新入社員の不安・疑問の解消や帰属意識の向上につながります。
サポート体制を充実しているシステムを利用する
eラーニングを新入社員研修に活用する際、サポート体制がしっかりしているeラーニングシステムを利用することも大切です。
効果的な運用には、サポート体制が充実したシステムを選ぶことが不可欠です。技術的なトラブルや問い合わせに迅速に対応するヘルプデスクは、人事担当者が困った時に気軽に聞ける環境であることが、eラーニングを効果的に活用するうえで不可欠です。
新入社員研修の成功のポイント
新入社員の研修は企業の未来を左右する重要な要素です。
ここでは新人研修を成功させるためのポイントを紹介します。
実践的な内容
新人研修には、実際の業務に直結する内容を含めることが重要です。
ロールプレイングは実際の状況を想定し、疑似体験をする研修です。
新たな環境で、実際の業務現場を疑似体験できるロールプレイングは新入社員研修に特に有用です。
さらに、ロールプレイングはコミュニケーションスキルの向上にも有効で、新入社員同士の絆を深める機会にもなります。
また、eラーニングで知識を習得し、対面の研修でロールプレイングをすることで、実際の実務で直面する状況への適応力を高められます。
このように、ロールプレイングをeラーニングと組み合わせることで、新入社員研修の効果を最大化できます。
人事担当者や上司の関与
新人研修を成功させる秘訣は、人事担当者や上司との関わりも大切です。
人事担当者や上司が研修に関与することで、新入社員は学習の意義を理解しやすくなり、モチベーションが高まります。
具体的には、研修内容の意義を自身の経験を交えて説明することで理解を促します。
進捗管理とフィードバックの循環がしやすいものを選ぶ
定期的なフィードバックは新入社員の成長を促進するために重要ですが、その効果を最大に引き出すには適切な循環が必要です。eラーニングプラットフォームを活用すれば、新入社員一人ひとりの学習進捗や理解度を細かく把握できます。
そのデータを基に、フィードバックや追加研修を迅速に提供することが可能です。
特に新入社員研修では、一方通行の教育ではなく、コミュニケーションを促進することが成功のカギとなります。
さらに、フィードバック後の改善点を再度eラーニングで確認し、進捗を追跡することで、継続的な成長をサポートできます。
この適切なフィードバックの循環を実践することで、効果的な新入社員研修を実現しましょう。
継続的な学習
新入社員研修は1回やったら終わりではなく、継続的に学ぶことが大切です。
継続的な学びは、知識とスキルの定着や、新たな学びを得るために不可欠です。
継続的な学習は、自己成長やキャリアアップが促進され、業務効率や問題解決力が向上します。
また、最新の知識をもつことで組織全体の競争力を維持することができます。継続的な学習は、個人の成長と組織の成功に直結するため、重要です。
まとめ
本記事ではeラーニングは、新入社員研修の効果をより引き出すことができることをお伝えしました。
eラーニングを使って新人研修の効率化を図りたい教育ご担当者は、ぜひeラーニングプラットフォームの「SAKU-SAKU Testing」をご検討ください。
企業文化の学習のため、自社の歴史や理念などを盛り込んだ自社のオリジナルで作成したコンテンツを搭載することもできます。
また、多彩なeラーニングコンテンツがセットになった「サクテス学びホーダイ」を活用いただけば、さまざまな対象にあわせた社内教育がすぐに実施できます。
「SAKU-SAKU Testing」にコンテンツがセットされているため、素早くWeb教育をスタートすることができます。
コンテンツには、新入社員向けのものや内定者教育向け、管理職向けなどを含む、100本を超える動画と、理解度を測定することができるビジネス問題が3,000問以上揃っております。
SAKU-SAKU Testingは、教育担当者様の声を反映したUIデザインで、誰でも簡単に直感で操作することが可能です。研修を主催する側・受講者側、いずれも効率的に利用できます。
ご興味がおありの場合は、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
様々な研修方法がある現代社会で、より効率的に研修を行うことが、新入社員研修を成功させる秘訣です。